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2015年3月31日 (火)

子どもと正面から向かい合うこと

 子どもの教育の現場にいて、最も気を付けていることは、子どもと正面から向かい合うことです。これは、教師の心得というよりも、子どもと関わるすべての大人の心得と言うべきものなのかもしれません。

 

 子どもから呼ばれたら、先生が席を立たずにその位置から答えると、子どもに対して斜めから対処していることになります。これでは、子どもは満足しません。返って何度も何度も催促をして先生を困らせようとします。そこで先生が「うるさい。静かにしなさい。」とやったものなら、子どもたちとの信頼関係は丸つぶれ、子どもたちは先生の言うことを聞かないようになってしまいます。

 

 先生は、面倒がらずに席を立ち、呼ばれたその子の前に座るなどして対処すべきなのです。しかも全員平等になるように対処します。そうすると子どもは満足するので、先生の指示に一生懸命従ってくれるばかりか、先生のためにと気を利かせて自分たちからお手伝いまでしてくれたりします。子どもたちとの信頼関係が良い方向性へと向かい、子どもたちは先生に褒められようとお互いに声を掛けあって頑張るようになります。

 

 とはいえ、発達障害を持った子などには特別に手が掛かることは当然であり、そうすると別の子から不満の声が上がるわけです。しかし、その時こそが教育上素晴らしいチャンスの到来なのです。子どもたちに障害とは何かを考えてもらう生きた絶好のチャンスとなるからです。先生がそこをしっかり説明できるなら、子どもたちの中に「自分さえよければいい」という考え方を改めて、「できない子を助けてあげたい」「みんなで励まし合って頑張りたい」といった思いやりの心が育まれていくのです。

 

 子どもをとことん信じてあげることが重要です。子どもがきっと困るだろうと先読みして、あれこれ手を差し伸べてしまうことはよくありません。子どもが自分の力で見つけようとすることをよく見守り、必要に応じて援助するのです。とことん信じてあげることで、子どものやる気が引き出されるようです。

 

 これは親御さんにも言えることです。先生が、元気が無いと、子どもたちも元気を失います。先生がイライラしていると、子どもたちにもイライラが伝わって集中できなくなります。先生が子どもに教える際は、いつもベストの状態でなくてはなりません。

 

 とはいえ、先生だって人間なので当然体調の悪い日もあるわけで、そう言う時は子どもたちの前でベストの状態を作るためにかなり無理をしなくてはならなくなります。この無理が長いこと続いてしまうと、教えることが困難となってしまうことでしょう。

 

 そうならないためには、自分を解放する術を知っておく必要があります。

 

 特に家族の中で、自分が犠牲となっていつも我慢ばかりしているようではストレスが溜まりに溜まってしまい、ついには限界が来てしまうことでしょう。そうなる前に対処しなくてはなりません。自分が楽しむ時間を作ることが大切なのです。

 

 家の中に、家族に邪魔されずにくつろげる自分だけの場所を築くというのでも良いでしょう。家の中にそういった場所を持てないのなら、自分にとって気兼ねなく出入りできそうな喫茶店などを見つけて、店主やお客さんと楽しく語り合うというのでも良いと思うのです。一人カラオケというのでもいいかもしれません。大きな声を出すとストレス解消になるからです。一人悦に浸れるようなコレクターになることでも、特技を生かした趣味を持つとか、習い事に通うということでも良いと思うのです。とにかく、自分のための時間を必ず作るようにするべきなのです。

 

 子どもを前にしたら、真剣勝負。子どもは大人を思ったよりも厳しい目で見ています。その厳しい目にしっかり応えられることこそが教育なのです。良い大人に出会い、良い大人の仕事に憧れた子は、自然に良い歩みをしていくことでしょう。大人も、子どもを通して魂が磨かれていくのです。

 

 

 私は、書道教育を通して「シュタイナー塾」を展開していますが、これは珠算塾でも、英会話教室などでも十分できることだと考えています。このような「シュタイナー塾」をどんどん増やしていけたなら、明るく平和な社会のために積極的に貢献する人が増えていくことになるでしょう。

 

 「シュタイナー塾」は、子どもに教えることはもちろん重要なのですが、教える側がシュタイナーについて良く学び、実践し、自らの魂を進化させていく姿勢を持ち続けることに意義があるのです。つまり、免許を得るために一定期間勉強するようなものではなくて、一生涯勉強し続けるものでなくてはならないのです。

 

 つまりシュタイナー教育とは、「教える側の意識改革」を意味するものであって、私が目指す「シュタイナー塾」では、何も無理してオイリュトミーやフォルメンを行うことはないのです。初めは、今まで通りの指導法でもかまいません。大切なのは、教師同士で集まって勉強し合い、語り合うグループを作ること。もちろんその輪には、親御さんや大学生が加わってもよいのです。その学び合いこそが重要なのです。

 

 「シュタイナー塾」を広めていく意味では、そういったグループを作って活動している人。またはそういったグループを支えている人が会員にふさわしいと考えています。そういう学び合いをしながら、各塾で、少しずつシュタイナーのエッセンスを導入していけばよいのです。また、よりよきグループ活動を進めて行くための指針を与えてくれるようなセミナー&ディスカッション等も企画していきたいと考えています。そういう意味でも、いずれ本部を設けて会員を集うような方向性が必要となってくるでしょう。シュタイナー教育は敷居が高いという、これまでの常識を覆してみたいと思うのです。

 

 

 「不安」は諸悪の根源と考えられています。不安が個人の心に不平不満、妬み僻みというネガティブな感情を生み出させるばかりか、盗み、殺し、詐欺、不正、利権争い、さらにはテロや戦争にまでも発展していきます。

 

 「シュタイナー塾」では、教育によって、未来を担う子どもたちの心を「不安」から「安心」へと変えていき、『何があってもだいじょうぶ』と考えられる柔軟でポジティブな心を養っていくこと。そして、その教育を世界に広げて行くことを目的としています。

 

 

 天国とは、この世に形あるものとして見つけることは出来ませんが、良く生きた人の死後のご褒美としてあの世に存在するようなものなのでしょうか。私が思うには、天国とは、自分の心の中に存在するものだと思うのです。平和を心から願い行動する人の心の中に描かれる世界とでもいうべきなのでしょうか。つまり、心に天国を持っている人は、すでにこの世にいっぱい存在しているのだと思います。

 

 つまり、洗礼を受けなければ天国に行けないとか、正しい宗教に所属しなければ天国に行けないということは決してないという考え方です。

 

 大切なことは、一生を掛けて、自分の心に天国を築いていくことにあります。天国のイメージを自ら育てていくことが大切なのです。このような良いイメージこそが、その人の人生を強力に支えていくものとなるからです。

 

 

 

 

 

 私の教育事業を応援してくださる方を多く募りたいです。ボランティアでこの教育現場を支えてみたい人、経済的な援助によってこの教育事業を支えてみたい人、そういった方々と大いに語り合い、共に働きたいのです。そして優れた人材に出会えたならば、その人にこの教育事業の未来を託してみたいのです。そうしなければ、優れた教育機関を築くことはできないと考えています。そうなると「シュタイナー塾」の主役はめまぐるしく変わっていくことでしょう。“魂の進化”を重要視するシュタイナー的発想では、主役になることよりも名脇役になることの方が尊いことなのです。そして、地域を超えて、国を超えて、さらには時代を超えて受け継がれていって欲しいと思うのです。






恵翠書院 盛岡教室 http://flock.cocolog-nifty.com/blog/cat51275045/index.html

恵翠書院 滝沢教室 http://flock.cocolog-nifty.com/blog/cat51275017/index.html







P.S.
理想的な展開がなされていくのなら、本格的なシュタイナー学校が日本の学校教育の主流となって欲しいのです。しかし、現状は無認可で行わなくてはならす、大変高額な学校となっているのです。私のような貧乏人では、その良さを理解していても子どもをその学校に入学させることは不可能でしょう。まず、「シュタイナー教育」をポピュラーな言葉にしていくことから始めなくてはいないのです。そのためには、私塾でシュタイナー教育を展開していくことが、その下地作りにふさわしいと考えたわけです。


 

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